10月は秋雨前線と二つの台風の影響もあり雨の降る日が非常に多かったという印象が残っています。

境内を見渡すと、確実に秋が進んでおり、赤や黄色に色づく光景が見てとれます。

この季節には、法然上人のお歌のひとつ、“秋のご詠歌”が頭に浮かんできます。

阿弥陀仏(あみだぶ)に
染むる心の 色に出でば
秋の梢の 類(たぐい)ならまし

【訳】(出典:法然上人行状絵図 浄土宗総合研究所)
阿弥陀仏への深まっていく信仰心が外に現れたならば、秋の梢のように深紅に染まっていることでしょう。
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ナンテンの実

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ソメイヨシノの葉っぱ

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ノボタンの葉っぱ

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ジューンベリーの葉っぱ
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ハナモモの葉っぱ

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もみじの葉っぱ

脚光を浴びることのない葉っぱの色づきもあわせて、全体で秋らしい風景を演出してくれています。

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ツワブキの花

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ツバキ(侘び助)開花

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お地蔵様のお花

秋だけでなく、冬の花も開花が始まりました。


私たちが毎日、阿弥陀様にお念仏をお唱えしていると、自分では気付かない間に阿弥陀様のみ心にかなう姿に変わっていっていることでしょう。

今月19日にはお十夜法要をお勤めします。

お十夜は、
「煩悩や苦しみの多いこの世で称えるお念仏の功徳は、迷いなき浄土において千年の間称える念仏より勝る」
との説を実践する念仏法要です。

どうぞこの有難い十夜法要にご参集ください。
木の葉の色づきを見ては自分自身を見つめ直し、お念仏を称えて自身を深まる紅葉のように色づかせてゆきたいものです。

合掌